卒園、入園、入学、新学期。
この時期に是非読んで欲しいのが、中川ひろたかの「おおきくなるっていうことは」。

おおきくなるっていうことは　ようふくが　ちいさくなるってこと
おおきくなるっていうことは　あんまりなかないってこと
おおきくなるっていうことは　まえよりたかいところに　のぼれるってこと
おおきくなるっていうことは　たかいところからとびおりられるってこと
それもそうだけど　とびおりてもだいじょうぶか　かんがえられることも　おおきくなるっていうこと
おおきくなるっていうことは　じぶんよりちいさなひとが　おおくなるってこと
おおきくなるっていうことは　ちいさなひとに　やさしくなれるってこと

こどもには、身体だけでなく心も、健やかに、真っ直ぐに、大きく成長して欲しいと願う。
と同時に、私はちゃんと心も真っ直ぐに成長してきたのだろうかと、ちょっと反省させられる。
中川ひろたかの暖かく優しい絵と文章を読みながら、親子で自分の成長を考えてみる。
きっとこどもたちは、新しい学年を迎えることで、ちょっとお兄ちゃん・お姉ちゃんになれたような、ちょっと今までとは違って頑張ってみようという気持ちになるんだと思う。
みんな頑張れ！

『おおきくなるっていうことは』　童心社
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2012.03.05